みなさんは、婚活をしていてこんな悩みを抱えたことはありませんか?
- デートしても楽しくない、つまらない
- 知らない人に会うのが憂鬱
- 色々な人に会って疲れた
- 結婚って本当にしたいのだろうか
- 今の自分や環境に不満があってモヤモヤする
- やりたいことがわからない
今日は、そんな方々にぜひ読んで欲しい!
最近読んだ
とっっっても面白くて、めっっっっっちゃ勉強になった
本を紹介します。
ハードル上げたけど大丈夫。(たぶん)
『 出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと 』花田菜々子著
きっかけはお友達のまっきー(@macchia_n)のtwitter投稿からでした。
https://twitter.com/aki_lovespink/status/1058368303566065665
因みにまっきーの書評は読んでない・・・。(おいっ!笑)
興味を持ったのは本のタイトル!!
えっ出会い系サイトで70人も会ったの?出会った人に本をすすめたの?何のために・・・?
婚活のため出会い系サイト(ペアーズ、omiai等)は普段から使っていたけれど、とても70人なんて会う気になれないし、本をすすめるという発想は私にはない。
そこで思わず反応したら、まっきーが貸してくれました。
感想を一言にまとめると、『読んだら色んな人に出会いたくなる本』です。
これは色々な人に出会う婚活女子が読むとめっちゃ勉強になる・・・!
あらすじ
菜々子さんは夫との別居をきっかけに"知らない世界を知りたい"と出会い系サイト"X"を始めた。
"X"とは、「知らない人と会って30分だけ話をしてみる」というwebサービス。
書店員の経験を生かして「あなたにぴったりの本をおすすめします」とプロフィールに書くと、"X"の世界での新たな出会いが始まった。
出会い系サイトで人生が動き出す!?
セフレ探してる人、手品を見せたい人、年収5,000万と嘘をつく人。
色んな人との出会いを通して、もっと自由に生きていいんだと気付きます。
そして"どんな本が読みたいかを聞いて本をすすめる"というミッションを続けた結果・・・
こんな風に楽しい会話の中で、「この人に絶対あの本を読んで欲しい!」というのが自然に浮かび上がり、それをいい形で紹介できたことにもうれしさが込み上げた。
そうそう、これが私の好きなことなんだ。
"X"での出会いによって、自由と、やりたいことを手に入れた奈々子さん。
その後の出会いはますます加速していったそう。
シンプルに「素敵だな」と思える人との出会いはどんどん増えていった。たまたまか、こちらの信頼度が上がったからなのか、もしくは自分が人を「素敵だ」と感知したり、素敵さを引き出す技術が向上していったのか。
そんな時に出会った牧さん。
TOEICが大好きで、満点を取ることが生きがい(驚)
奈々子さんが、なぜそんなに勉強できるのか聞いてみると、牧さんは答えました。
「逆に、菜々子さんはどうして本をたくさん読めるんですか?高い志とか、強い意志があるからですか?違いますよね?」
「ああ、たしかに。生活の一部に組み込まれてる感じかも。でも本は娯楽というか、読みたくて仕方なくて読むものですから、勉強とは違う気がします」
「僕にとってはそれがTOEICなんです」
好きだから打ち込める。
それは自分にとっては何でもないようなことに思えても、他人から見たらすごいことだったりする。
TOEIC満点をすごい!って奈々子さんが思ったのと同じくらい
牧さんも本を1万冊も読んだ奈々子さんをすごいと思ったんですね。
ここにいる人は、みんな「どこかへ行く途中の人」だ。たとえば仕事に満足していて、過程や恋愛もいい状態が保たれていて、このままでいたい、満たされている、という人とはここでは出会わない。
仕事をやめたばかりだったり、起業や転職という人生の転機を迎えようとしていたり、今の自分の状況に違和感があって何かを変えなければと思っていたり。
みんなが不安定さを礼儀正しく交換し、少しだけ無防備になって寄り添ってるみたいな集まりだった。
と思ったけど、もしかしたら世界全体もほとんどそうだったりして?
それぞれの人生のダイジェストを30分で聞いて、こちらの人生のダイジェストを30分で伝える。限られた時間の中でどこまで深く潜れるかにチャレンジするのは楽しかった。」
なんか・・・すごくないですか?
婚活アプリもきっと同じだと思うんです。
恋愛・結婚相手を真剣に求めている人もいれば、体だけの関係を求めている人もいる
趣味仲間を探している人もいれば、仕事の繋がりを求めている人もいる(保険の人とか)
イケメンでお金持ちで、何にも困ってなさそうな男性がアプリを使っているのも
もしかしたら自分を認めてくれる人が欲しいとか、わかってもらいたいとか、そんな満たされない気持ちを抱えているのかも?
初めて会った人と話すことなんて、
何の仕事してるとか、趣味や休みの日にしてることとか、好きなタイプとかになりがちだけど
30分で人生のダイジェストを聞いて、話せるコミュ力!!
ぜひ見習いたいなと思いました。
学びポイント
最後に、この本を読んで感動したこと・学んだポイントを3点ご紹介させてください。
1.とりあえずやってみる、続けてみることの大切さ。
やりたいこと、好きなことがあればまずはやってみる。
例え失敗しても暫く続けてみる。
数をこなして成功パターンを明確にする。
そうして精度をあげていくと、いつか人から求められるスキルになる。
それが好きが仕事になる瞬間なんだ!
2.他人に貢献しようと思う気持ち
初めましてのデートのときに"楽しさ"を求める人は多いのではないか(私もだけど)。
話が面白くない、楽しくなかったで終わってしまうのは、相手に楽しませてもらうおうとしているからかもしれない。
婚活してるとつい、面接官のようにジャッジして〇×をつけたくなるけれど・・・
「今日会う人にどうしたら喜んでもらえるかな」という視点で会うと、面白いかも。
本・漫画、映画が好きだから、おすすめを紹介するのもいいかもしれないし
相手の素敵だなって思うポイントを伝えることでもいいかもしれない。
だってほら、自分の誕生日に「誰かにプレゼント貰えるかな〜貰えないよな〜」ってモヤモヤするより
誰かの誕生日にプレゼント選んでるときの方がワクワクしませんか?
・・・えっ?
そんなモヤモヤする誕生日ない?
3.人生のダイジェストを作る
それまで特に意識していなかった人でも、過去の苦労話や将来の夢など、
その人の生き方を聞いて心揺さぶられることがある。
話してくれたことに嬉しくなって、急に親近感がわいたり。
でも初対面でそんな話ができる人は少ない。。
殆どの場合は、そんな話ができる関係になる前に終わってしまう。
じゃあどうしたらいいのか。
それには自分から自己開示する必要があると思う。
そうだ!
自分の今までの人生で起きた事実と感情を紙に書き出してストーリーを作ろう。
そして初対面の人に話せるようにダイジェスト版を作ろう。
そうして自分から心を開けば、私も著者のように短時間で深くわかりあえるかもしれない。
婚活アプリの世界も"X"と同じ、非日常。
知らない人にひかれても、失敗しても、関係ないというマインドで。
まとめ
出会い系サイトでの出会いによって、運命が動いた奈々子さん。
実は引用した部分より先のストーリーに、まだまだ激アツなエピソードがあります。
”逆ナンスキル”を身につけ、会いたかった人に会えるようになったり、
自分の好きを生かした仕事についたりと、大躍進が止まりません。
感動のラストシーンはぜひ本書を読んでみてくださいね。
デートがつまらないと思っている婚活女子だけでなく、
やりたいことがわからない、好きなことが見つからないという人にとってもヒントになると思います。
アキ